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1からのWEB制作講座
サイト作成のQ&A〜その1・準備編
 このページには、とりあえずサイトを作ってみようと思い立ったけど、そのためにどんな用意が必要なのかわからない。そんな方のためのFAQを載せています。

サイトを立ち上げるにはなにが必要なの?
WEBスペースについて、『サービスの内容をくらべて選べ』っていうけど、一体なにをくらべればいいの?
サイトを作るには、どんなソフトが必要なの?


Q:
 サイトを立ち上げるにはなにが必要なの?

A:
 とりあえず、サイトのデータを置いておくスペース、これがないと始まりません。
 その場所に、自分のPCからデータをアップロード(転送)することでページを公開できるわけです。
多くのプロバイダでは契約時に自動的にスペースを提供してくれますが、
 それ以外にもフリーでスペースを提供してくれる場所もありますし、有料で良質なサービスを含んだスペースを提供してくれるところもあります。
 サービスの内容などをくらべてみて、自分で好きなものを選べばよいでしょう。 

Q:
 WEBスペースについて、『サービスの内容をくらべて選べ』っていうけど、一体なにをくらべればいいの?

A:
  具体的には、次のようなことを比較して検討するとよいでしょう。

・どれくらいの容量を使えるのか?
 スペースには必ず「データを何Mまで置けるのか」という制限があります。
 当然数字が多ければ、それだけ多くのデータを置けることになります。
 大部分がテキストで構成されるようなページであればそれほど気にすることはありませんが、
 画像や音楽、動画、FLASH等サイズが大きくなるようなコンテンツを置くつもりであれば重要な要素になります。

・CGIを許可しているか?
 一般に、掲示板やアクセス・カウンター、チャットなどは「CGI」というサービスを使って動作しています。
なので、こうしたコンテンツをサイト内に置きたいのあれば、CGIを許可したスペースを確保しなければいけません。
 これはサーバー側でプログラムを動かす仕組みなので、サーバー負荷・セキュリティ上の理由などから許可していないところも多いです。また、許可していても制限をきつくかけている場合もあります。その場合かけられた制限の中で動作するプログラムを用意する必要があります。このあたり、比較的知識を求められます。
 ちなみに、CGIを許可していないスペースのために、掲示板やアクセス・カウンターをレンタルするサービスなどもあります。これは設置の手間もいらないので、CGIの知識に自信がない方にもおすすめできます。

Q:
サイトを作るには、どんなソフトが必要なの?

A:
 最低限、の話でいえば、テキストエディタ(WINDOWSであれば『メモ帳』というエディタが標準で付属していますね)だけでサイトを制作することができます。ページの内容は、HTMLによって記述されますが、これはテキストエディタによって編集できるからです。ただ、下に並べるようなソフトをそろえれば、楽にそれなりのページを作ることができるでしょう。

・ページ作成ソフト
(ホームページビルダー、Dreamweaver、GoLiveなど)
 画像やテキストを(視覚的に確認しながら)レイアウトし、HTMLを生成するソフトです。自分でHTMLを書く手間が省ける上に、テキストエディタで直接HTMLを編集したのではほぼ不可能な細かいレイアウトのページを作ることができます。
 ちなみにWordやExcelでもWebページを作成することが一応できますが、あまりおすすめできません。無駄としか思えないもの凄い量のHTMLを生成するからで、代表的ページ作成ソフトである『Dreamweaver』にはわざわざ「Wordで作ったページのHTMLをきれいにする」機能がついているほどです。やはり餅は餅屋、専用ソフトを使ったほうが良いでしょう。

・画像編集ソフト
(Photoshop、Illustrator、Fireworks、GIMPなど)
 そのままずばり、画像を編集するためのソフトです。
 一から自分でサイト用の素材(ボタンやロゴなど)を作るときにはもちろん、スキャナでとりこんだ画像やデジカメで撮った写真のレタッチ、トリミングのためにも必要となります。また、初心者の方には軽視されがちですが画像データをどのような方式でどれくらいの画質(あるいは色数)で保存するのか、ということが画像を扱うときにはなかなか重要です。
 WINDOWSには標準で画像ソフトとして「ペイント」が用意されており、簡単な素材をつくるくらいなら充分対応できますが、先にあげた画像の保存方法についてはおざなりなので注意が必要です。

・FTPソフト
(FFFTPなど)
 これは上にあげた二つにくらべると重要度は低いです。要するに、サーバーにファイルを転送するときに使用するソフトなのですが、これはブラウザやコマンドプロンプトでも行うことができます。ただ、専用ソフトを使った方が簡単で効率がよくおすすめです。サイトを作ったことがない方にはぴんと来ないかもしれませんが、サイトというのは何度も更新を重ねるもので、更新のたびに当然このファイル転送という作業を行わなければいけません。そういうわけでFTPソフトは使ってみると意外なほどに重宝するものです。フリーソフトでも良い物が多いので、ぜひそろえておきましょう。FFFTPというフリーソフトが有名です。

 FFFTPのダウンロードページ
 http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ffftp.html

 なお、ページ作成ソフトにこのFTPソフトが付属している場合も多いです。この場合、たいてい作成ソフトと連動してより効率よく更新作業を行う機能を備えています。

注)WEBスペースによっては、こうしたFTPソフトの利用ができないところもあります。


 この他、自分で使いやすいテキストエディタを用意しておくと便利です。HTMLのちょっとした修正にも使えますし、自分でプログラムを作ったり改造したりするときにも重宝します。私はTeraPadというエディタを使用していますが、そのほかにも良いエディタはネット上をさがせばたくさん見つけることができるでしょう。

 ページ作成ソフトや画像編集ソフトは値段が張ることが多く、いきなり全部揃えるのは勇気がいる……という方もいると思います。そうした場合は、まず体験版を使ってみましょう。たいていは30日間、正規版とかわらず使うことができます。以下に各ソフトの体験版をダウンロードできるページへのリンクを貼っておきます。

Dreamweaver4
http://www.macromedia.com/jp/software/dreamweaver/trial/
ホームページビルダーV6.5
http://www-6.ibm.com/jp/software/internet/hpb/download.html
GoLive5
http://www.adobe.co.jp/products/golive5/demoreg.html
Fireworks4
http://www.macromedia.com/jp/software/fireworks/trial/
Photoshop6
http://www.adobe.co.jp/products/photoshop6/demodnld.html
注)Photoshop6の体験版は、使用期限がない代わりに、保存やコピー&ペーストが行えないなど機能が制限されています。
Illustrator10
http://www.adobe.co.jp/products/illustrator/demoreg.html

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